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青春

おれは男だ!(4) 全リスト

放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
石橋正次の 9話「女なんか怖くない ...」 女アレルギーになる話
これがなかなか面白いのだ。
デパートのエレベーターが故障して女性で満員のエレベータの中で石橋正次は男ただひとりで取り残される。 女たちのむせかえる香水のにおい、女たちの悲鳴や阿鼻叫喚のなかで、石橋正次はくしゃくしゃにされてしまう。 「ああ、女は怖い・・・臭い・・・大嫌いだ・・・」というトラウマに襲われてしまう。 生徒会長の女学生に対して、「お前は臭い、嫌いだ!」と口走ってしまう。
傷つく女生徒会長の小野さん。。 ここで、吉川操のお姉さんの美穂が彼のトラウマを説いてくれる  「ここはねえ、私の一番好きなところなの。いつか素敵な男の子と一緒に来たいなあなんて、思ってたの。」
最後は、海岸でメガネを外し、洋服も脱いだ小野さんのヌードを拝めたんではなかったっけ?
第1話 1971/2/21 ウーマン・パワーをやっつけろ! 山根優一郎 広瀬 襄  フォーリーブス
第2話 1971/2/28 突撃一番竹刀をとれ! 山根優一郎 広瀬 襄 
第3話 1971/3/7 チームワークでぶっつかれ! 菅野昭彦 中新井和夫
第4話 1971/3/14 伊豆山寺に全員集合! 菅野昭彦 中新井和夫 藤原釜足
第5話 1971/3/21 一致協力 あの旗をとれ!  上條逸雄 広瀬 襄  高松しげお
第6話 1971/3/28 号砲一発まっしぐら! 上條逸雄 広瀬 襄  津山登志子、新井春美
第7話 1971/4/4 真夜中に愛をこめて! 山根優一郎 中新井和夫 野村真樹、白石冬美
第8話 1971/4/11 剣道部レッツ・ゴー! 菅野昭彦 中新井和夫 立川ワシントン
第9話 1971/4/18 女なんか怖くない! 鎌田敏夫 広瀬 襄  ゴールデン・ハーフ、石橋正次
第10話 1971/4/25 学園祭に結集せよ! 菅野昭彦 広瀬 襄  野村昭子
第11話 1971/5/9 明日に向かってつっ走れ! 山根優一郎 中新井和夫 名古屋章
第12話 1971/5/16 友よすすめ! 上條逸雄 中新井和夫 中沢治夫
第13話 1971/5/23 受験戦線異常あり! 菅野昭彦 岩城其美夫 石川 博、小畠絹子
第14話 1971/6/6 初恋にさらばと言おう! 元持栄美 岩城其美夫 江崎英子、上西 孝
第15話 1971/6/20 女は女 男じゃないよ! 鎌田敏夫 広瀬 襄  横山リエ
第16話 1971/7/4 家庭科くんフンサーイ! 上條逸雄 広瀬 襄  天地総子
第17話 1971/7/18 しあわせに進路をとれ! 菅野昭彦 中新井和夫
第18話 1971/7/25 若い生命をぶっつけろ! 山根優一郎 中新井和夫 水前寺清子
第19話 1971/8/1 炎のように恋をしろ! 山根優一郎 広瀬 襄  長谷川待子
第20話 1971/8/22 さらば海の恋人よ! 上條逸雄 広瀬 襄  前田 吟
第21話 1971/9/5 花嫁候補生に敬礼! 菅野昭彦 中新井和夫 野村昭子、林 寛子
第22話 1971/9/19 キャプテン死んで貰います! 山根優一郎 中新井和夫
第23話 1971/9/26 ナツコ・オン・ステージ! 菅野昭彦 水川淳三 石橋正次、沢久美子
第24話 1971/10/3 ボールに賭けろ! 上條逸雄 水川淳三 青木洋子 高橋長英
毎回、いろんなゲストが登場して、楽しませてくれた。
歌手も出ていて、歌も披露してくれたし、筋書き上の絡みもあって、新鮮だった。

初回のフォーリーブスや9話のゴールデンハーフなんて最高だった。
第25話 1971/10/10 男だって泣くさ! 石森史郎 広瀬 襄
第26話 1971/10/17 夜明けのVサイン! 山根優一郎 広瀬 襄 
第27話 1971/10/24 剣の心はお茶ごころ! 永原秀一 岩城其美夫
第28話 1971/10/31 風来坊のメロディー! 菅野昭彦 岩城其美夫 志垣太郎
第29話 1971/11/7 海よ子守唄をかえせ! 山根優一郎 広瀬 襄  木村俊恵 
第30話 1971/11/14 泣くな弘二 選抜の華だ! 上條逸雄 広瀬 襄 
第31話 1971/11/21 さよならを云いに来た海! 鎌田敏夫 広瀬 襄 
第32話 1971/11/28 おれも男だ! 永原秀一 水川淳三 沖 雅也
第33話 1971/12/5 なんたって若いんだモン! 山田正弘 水川淳三 村瀬幸子、下元 勉
第34話 1971/12/12 星の広場に集まれ! 石森史郎 永塩良輔 岡田由紀子
第35話 1971/12/19 父よあなたは強かった! 山根優一郎 永塩良輔 岡本信人
第36話 1971/12/26 星の国から来たあいつ! 山田正弘 広瀬 襄  太宰久雄、折原啓子、田村 亮 新井麻夕美
第37話 1972/1/2 明けまして頑張らなくっちゃア! 菅野昭彦 広瀬 襄  山本紀彦、南 沙織(潮風のメロデイーを歌った)
第38話 1972/1/9 北風に向かって突っ走れ! 須崎勝弥 岩城其美夫 夏八木勲
第39話 1972/1/16 弘二さんあなたの赤ちゃんです! 鎌田敏夫 岩城其美夫 下川辰平
第40話 1972/1/23 叱っておくれよ先生よ! 永原秀一 永塩良輔 田村寿子、内藤武敏
第41話 1972/1/30 花嫁は黒潮にのって! 上條逸雄 永塩良輔 寺田農
第42話 1972/2/6 お命頂戴ウーマン・リブ! 山田正弘 広瀬 襄 
第43話 1972/2/13 さらば涙と言おう! 上條逸雄 広瀬 襄
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おれは男だ!(3) 脇を固める登場人物


小林弘二(森田健作)には、家族がいて、全員特徴ある描き方になっている。

これも従来の青春物にはなかった、きめ細かさだ。


彼の兄・一郎と操の姉・美穂は、第17話で結婚したため、操とは義理の兄妹ということになった。

小林家の2階の弘二の部屋は、隣に住む吉川姉妹のアパートと向かい側にあった。


向かい合わせで、反発しながらも惹かれあう操と弘二・・・。

こういう位置関係はすごくいいなあ。


■小林清彦(松村達雄)

弘二の父。源之助の陰に隠れて一家の中ではあまり目立たない存在。

松村達雄といえば、名脇役で、最近お亡くなりになったが、他にも

赤い嵐('79.11~'80.3・・・柴田恭平 能勢慶子主演)

に豆腐屋の頑固おやじ役ででていた。

■小林敏子(津島恵子)

古風で良妻賢母の鏡のような弘二の母。

津島恵子さんも往年の大女優ですね。

■小林一郎(河原崎長一郎)

弘二の兄で青葉高校の生物教師。
通称「まんぼう先生」。

お隣の吉川美穂に憧れを抱いているが、「おれの恋人はウミウシだ」と強がりを言っていたが第17話で結婚。

■小林かおる(松本うたか)

弘二の妹。兄のライバル・吉川操とも打ち解けている。

シニカルなしゃべり方をする。

父親と母親に存在感のある名優を当てている割には、妹は無名で、演技も下手だった。

■小林源之助(笠 智衆)

明治生まれの弘二の祖父。
弘二の剣道の指南役である。

コージ、コージと甲高い声。

剣道の達人であり、短い竹刀を使った特訓で、弘二に突きの技を伝授する。

映画「砂の器」にも亀嵩村の和尚さんの役で出演していた。




■吉川操(早瀬久美)

アメリカでウーマンリブの洗礼を受け、青葉高校を女性の力で牛耳らんとする役。

バトン部のキャプテン

プリーツのミニスカートと体にフィットしたセーターが良かったなあ。

その後、週刊プレイボーイでヌードになってくれたときは感動した。

つい最近の千葉県知事選で、出馬した森田健作を応援に来ていた。

あまり容姿が変わらない女優さんだ。



■吉川美穂(秋山ゆり)

操の姉。
操のことを「みさちゃん」と呼ぶ。

レオ洋裁店でデザイナーをしており、マスター東玲夫(森本レオ)の片腕として信頼を得ている。

まんぼう先生に好意を抱いているが、親の無い家庭事情を気にしてか、操への遠慮からか、なかなかはっきり言い出せないでいた。
しかし、玲夫の粋な計らいで急接近、17話で結婚する。

■秋本京子(田坂都)

バトン部のナンバー2の存在。

タヌキ顔で、けっこうグラマーだった。

父の経営するスナック「セブン」の手伝いをしている。

後に週刊プレイボーイでも肢体を披露してくれましたね。

■西村 宏(当時の芸名沖正夫=森川正太)

息の長い脇役。
後に、中村雅俊の青春ものにも出演。

なさけない唇を震わす表情がいいですね。



■長沢麻里(有吉ひとみ)

青葉高校剣道部マネージャー

元不良少女の設定。

歯がガチャガチャだったが、目がクルッとした可愛い子だった。

■勝又新太郎(米倉斉加年)

よねくらまさかね  と読む。まさか?ね

「劇団民藝」の屋台骨の大物だが、エッチな校医の先生役で登場。

モランボンの焼肉のタレのCMにも出ていた。何でもやるんですね。

■丹下竜子(小川ひろみ)

相沢高校剣道部主将 。

森田健作に好意を寄せる。予算のない青葉高校剣道同好会に古い防具を譲ってくれたりする。

小林弘二は、丹下竜子と長沢麻里と吉川操の3人の女の子からモテる。

皆でピクニックに行くシーンがあるのですが、3人ともお弁当を作ってきてくれて、小林弘二は、平等に食べないといけない状況におちいるわけですね。

いや~、うらやましかったなあ。

『おれは男だ!』のもうひとつの魅力は、コアの登場人物に加えて、途中から登場する魅力的なキャラクターである。

以下に列挙する。



■明石さくら(京 唄子)

青葉高校校長 25話より登場。
青葉高校を進学校とするため、運動部廃止をもくろむ。
挙げ句に、元々男子校であった相沢高校と男子生徒を入れ替えて、青葉を女子校にしようと企む。


■神戸啓太(鳳 啓介)

青葉高校校長秘書 同じく25話より登場。

ご存知エロガッパ。


■藤宮あずさ(武原英子)

青葉高校新任教諭。

27話より登場。明石さくら校長によって青葉に招かれた新任教師。

だが、校長の意図に反し、剣道部をインターハイ出場にまで育て上げる。

歯が真っ白だった。

キリッとしたたたずまいの剣道着姿はある意味セクシーだった。

小林弘二は負けてしまうんですよね、この女先生に。

知的で鼻筋の通った美人。

ああいう丸顔で鼻筋が通った美人は、後に河合奈保子ぐらいしか知らない。

後にスターにしきのあきらと結婚。

でもお亡くなりになったと聞いた。

■西条信太郎(志垣太郎)

青葉高校の転校生。

制服着用の青葉高校に、サファリジャケットに白マフラー姿で登場。

高校生の分際でスズキ・ジムニーを駆り、スナック経営をして生計を立てている。

不良娘だった頃の麻里とかつて付き合っていた。

なぜかいつも トランペットを持ち歩き、夕日をバックにワンパターンのフレーズを吹き出すのである。


彼の弟(中森重樹)は剣道部に入部する。

中森重樹は野村真樹の弟のキャッチフレーズで、
月刊誌明星とプロダクションがキャンペーンをやっていたが、大成しなかった。


志垣太郎は当時、河村稔名で、巨人の星舞台版で星役をやった。

昭和44年(1969年)8月に芸術座で公演された。

星飛雄馬役を演じたのは志垣太郎、父親の星一徹役は歌舞伎役者の中村吉右衛門でした。


ちゃぶだいひっくり返したんですかね?

おれは男だ!(2) まったく新しい青春ドラマ

『おれは男だ!』をご存知でない若い方の為に雰囲気だけでもお伝えしたい。


わたしはこのドラマを見て、剣道部に入部したといっても過言ではない。

舞台は湘南。由比ガ浜。

砂浜を剣道着で駆ける小林弘二(森田健作)。

元女子高だった、青葉高校(藤沢市にある高校が舞台)に殴りこんでくる。

迎え撃つウーマンリブの権化、吉川操(早瀬久美)以下、バトン部の女生徒。


すっとんきょうな声で、
「ヨシカー君!だいたい、君たちオンナどもはだな~」

「オンナどもとは、何よ!これからの時代、そんな封建的な言い方は
通用しないわ!」

もともと女子高だったので、圧倒的に女が強い。

今まで女生徒に牛耳られて、肩身の狭かった男子生徒は、小林弘二(森田健作)の登場にかすかな希望を抱く。

小林弘二(森田健作)は、剣道同好会を結成する。

しかし、部費はゼロ。剣道の防具も買えない。練習場所もない。



■森田健作のプロフィール

○1949年 東京都生まれ。

○1969年 映画「夕月」で芸能界入り。


平凡だったかな?ファンから公募した愛称が、「ケン坊」だって。

ヘナチョコな愛称だなあ。

○1971年 テレビドラマ「おれは男だ!」とその主題歌「さらば涙と言おう」が大ヒット。

「♪さよなーらは誰にゆうー」

B面はドラマ挿入曲の「男なら気にしない」。


この後、青春の巨匠として、単発的にテレビにでていたが、めだった活躍は無かったように思う。

○1992年7月参議院に初当選。

○1998年3月から衆議院議員に。

おれは男だ! 青春ドラマの新境地


『おれは男だ!』は、津雲むつみさんの原作で、セブンティーンに連載されていたコミックが映画化されたものだ。

昭和46年に、青春物が得意の日本テレビ系で放映されていた。

日本テレビの青春ものといえば、「青春とは何だ」に始まる、
熱血教師と出来の悪い生徒の感動物語。スポーツは、サッカーかラグビー・・・
というスタイルが定着していた。





この「おれは男だ!」は、主人公は先生ではない。

小林弘二(森田健作)という転校生である。

相手はウーマンリブの女子生徒。

扱われるスポーツも剣道とバトントワリングという今までとは変わった設定だ。


いままでの青春ものの、ストーリーはだいたい下記の繰り返しだった。


毎回、特定の生徒が問題を起こす。


生徒の不審な行動に、熱血先生は、生徒のことが気にかかる。


委員長の女生徒が、その生徒の秘密を知ってしまう。


ラグビーの練習に出てこない生徒に、熱血先生の怒りが爆発。

「おい、木村!お前には先生の気持ちが分からないのか!」

バシッ! 

「先生! 俺をもっと殴ってくれよ。」

そこへ女生徒が現れ、

「先生、許してあげてください。木村君はお父さんが病気で、
アルバイトをしているんです。」

そこへ、ラグビー部のキャプテンが現れる。

「木村!そうだったのか!・・・おい、みんなでアルバイトをするぞ!」

熱血先生とともに夕日に向かって、砂浜を走っていく。



サインはV(3) その他の名脇役

週刊誌に主役の岡田可愛以外の給料はOL以下と酷評されていた。

でも、そんな中からスターとして飛び立っていった女優さんもいたのだ。

岸ユキ

キャプテン役をやっていた。

その後、派手さはなかったが、東京電力の広報CMなどにも出演していて
それなりに息の長い人気があった。

最近、山梨で農業をやっているらしい。

今にして思うと、アタックNO1の実写の主役をやった、上戸彩に顔が良く似ている。


中山麻里

敵チームで唯一主役級だった。

相手のチームで出演しているバレー選手は異常に年を取っていた。

ママさんバレーの素人の人なのかな?

しかもちょうちんブルマだった。


椿麻理役の中山麻理は、社長令嬢の役で、何とかエックス攻撃に打ち勝とうと、特訓をする。

エックス攻撃の強みはどこから打ってくるか分からないこと

だったら、心眼で見ればいいという剣豪的な発想で、
次のような特訓を行う。

その特訓がすごかった。

タオルで目隠しをする。

両手両足に大リーグボール養成ギプスのようなバネでひっぱる。

見る人が見たら、SMかなんかに見えるのだ。

手足を鎖につながれた状態で社長秘書の男に、バレーボールを投げさせる。

ボールを目隠しでレシーブしようという特訓なのだ。


小鹿番

立木大和の合宿所のまかないのおじさん役をやっていた。


中山仁

「虫になれ」

という名文句を吐いた鬼コーチ。

ボールをひろってひろって拾いまくるという意味で「虫になれ」と言ったのだ。

日本女子バレーの原点の指導がここにある。

サインはV(2) 岡田可愛と范文雀

范文雀(ハン・ブンジャク)


ジュン・サンダース役のこの人が異様に人気があった。

当時、中国人というのが珍しかったのと、小悪魔的な風貌が受けたんだろう。


でも、役柄は、中国人ではなくて、黒人の役で顔を真っ黒に塗っていた。


チームメートと衝突しながらも、朝丘ユミ(岡田可愛)とコンビを組み、やがてエックス攻撃という必殺技を編み出す。

エックス攻撃は、朝丘とジュンが両方からジャンプして、

空中回転してクロスし、どちらがスパイクするかわからない鋭いスパイクを繰り出すものだ。

ところが、すでにジュンの身体は、骨肉腫という不治の病に犯されていた。

痛みを押して、エックス攻撃を続けるジュンサンダース。

ドラマと同様にご本人も夭折(若死)だった。


稲妻おとし

こんなサーブがあったら、今の全日本なら一点も取られず、
ストレート勝ちだよ。

バレーコートに後ろ向きに立ってしゃがみ、腕をグルグル回しながら、
サーブを打つと、ボールは稲妻のようなギザギザの弧を描いて、
相手コートに突き刺さるのだ。

わたしは、この腕を回している時に、アップになる、岡田可愛のユニフォームのすそから、肌が見え隠れするのを見るのが大好きだったんだな。

サインはV  ♪ V・I・C・T・O・R・Y


V・I・C・T・O・R・Y
ぶい・あい・しー・てぃ・お・ある・わい


というタイトルと歌詞で始まる番組のおかげで、

「勝利」という英単語だけは、労せずに暗記することができた。

この単語が好きな、中国や北朝鮮で、ぜひ再放送してほしいものだ。


しかし、一方で、V・I・C・T・O・R・Yの
「O・R・Y」を「終わるわい」と勘違いしている友人もいた。


大好きだったのは、全員で体育館の床をぞうきんがけするシーンだ。


ブルマのお尻を突き出して、「せーの」といっせいに走り出す。

当時、思春期に差し掛かっていた、我々は
あのブルマにつつまれた神秘な光景に衝撃を受けた。

親と一緒に見ていて鼻血を出して気まずい思いをするものもいた。

時は折りしも、木綿でできたフレアなちょうちんブルマから
ぴったりした化学繊維のブルマへブルマの主流が変わりつつある時代であった。

我々が中学校へ進学する頃、時を同じくして、中学校にも化学繊維ブルマへ移行した。

サインはVに感化されて、女子生徒が大量に女子バレー部に入部した。

そのブルマ姿は壮観だった。


最近の女子バレーのブルマは短パンに変わってしまったが、
非常に寂しい思いをしているのはわたしだけだろうか?